家のキッチンで料理をしたり、洗い物をしたりしているときに排水溝の臭いが気になったという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
また、「臭いは気になるけど何が原因か分からない」「どうやって臭いを消せば良いの?」とお悩みの方も多いと思います。
キッチンの排水溝の臭いには、さまざまな原因が考えられます。ですので、原因を間違って判断してしまうと、いくら対策をしても臭いが消えることはありません。それぞれの原因に合った対策が、排水溝の臭いを消す1番の近道とも言えるでしょう。
そこで、今回はキッチンの排水溝の臭いに悩んでいる方向けに、臭いの原因・解決法に加えて日常でできる予防法についても紹介します!
目次
そもそも、キッチンの排水溝の役割についてご存じの方は少ないのではないでしょうか。
排水溝の臭いの原因を調べる際、その役割を理解していないと、実際に掃除などをするときに結局何をしたら良いのかわからなくなってしまいます。
ここでは、キッチンの排水溝の役割についてわかりやすく説明していきます。
キッチンの排水溝の役割は大きく分けて以下の2点です。
それぞれの詳細について説明します。
キッチンの排水溝は、悪臭を防止する役割があります。
排水溝は下水道に繋がっており、下水道にはキッチンからの排水だけでなく、トイレや洗濯機からの排水なども流れています。
そのため、下水道とキッチンが何も挟まず直結していると、下水道の悪臭がそのままキッチンまで上がってきてしまいます。キッチンと下水道の間の排水溝で水を挟むことで、下水道からの臭いをシャットアウトしてくれるのです。
次に、害虫侵入の防止という役割もあります。
キッチンの先にある下水道は外と繋がっているため、虫やネズミなど家に侵入してほしくない害虫が入ってくることもあります。
排水溝があると、前述した通り途中で水を挟むため悪臭だけでなく物理的に害虫が屋内に侵入することを防げるのです。
次にキッチンの排水溝がどのような構造で作られているのか見ていきましょう。「排水溝」とひとことで言っても複雑で、主に以下の4つの部品からできています。
構造について理解することで、具体的にどの部分の対策をすればいいのかが分かりやすくなります。
キッチンのシンクから辿ってはじめにあるのがゴミ受けです。
その名の通り、キッチンで排出された大きなゴミが排水溝内に直接流れないようにするための受け皿となっています。ゴミが排水溝内に直接流れると排水溝詰まりの原因にもなるため、必要な部品と言えるでしょう。
トラップはゴミ受けの後に設けられている部品です。
逆さまになったコップのような形をしていて、排水管とシンクの間を水で蓋をするような構造になっています。このような構造は封水とも呼ばれていて、排水管からの臭いや害虫の侵入を防ぐための大きな役割を担っています。
排水ホースはトラップの下から塩ビ管の間に取り付けられている部品です。
ジャバラの形状で、狭いキッチン下でも形を上手く合わせて塩ビ管と繋げられます。ただ、汚れが付きやすい点が臭いに関して懸念点でもあります。
塩ビ管は硬質ポリ塩化ビニル管の略称で、排水ホースの後に取り付けられている部品です。
材質がポリ塩化ビニルなので腐食されにくいのが特徴でしょう。また、ジャバラではないので油などの汚れも付着しにくいです。
ここまで、キッチンの排水溝の役割や構造について説明してきました。前述してきたことを踏まえて、以降に排水溝の臭いの原因とその解決法について紹介していきます。
1つ目の原因として考えられるのは、「ゴミ受けに溜まっている汚れ」です。
料理などで排出されたゴミがゴミ受けに溜まったままになっていたり、清潔にできていなかったりすると、雑菌が繁殖して臭いの原因になります。家によってゴミ受けの上に蓋がついていて普段は見えにくくなっているところもありますので、確認してみてください。
2つ目の原因として考えられるのは、「排水トラップが適切に機能しきれていないこと」です。
排水トラップが機能しないと封水が上手くできず、排水管からの臭いが上がってきてしまいます。逆さまのコップのような部品が破損していたり、モノが詰まっていたり、封水が少なくなっていないか確認してみてください。
3つ目の原因として考えられるのは、「排水ホースに穴が空いていること」です。
排水溝から臭いがしていると排水溝の中ばかり見てしまうかもしれませんが、排水ホースの破損によって臭いが漏れていることもあり得ます。キッチン下の排水ホースに穴がないか確認してみてください。
4つ目の原因として考えられるのは、「排水ホースと塩ビ管の隙間が埋まっていないこと」です。
排水ホースと塩ビ管は、別々の材質でできているものなので、接続する必要があります。この接続部の隙間が完全に埋められていないと、排水管内の臭いが外に漏れてしまいます。
基本的には施工の際に隙間がないように埋められていますが、地震や経年劣化によって隙間ができることもあります。接続部の隙間は、排水ホースと塩ビ管を覆っているカバーを外して確認してみましょう。
ではここで、キッチンの排水溝から溢れる悪臭を解消する方法を5つご紹介します。
自分で試してみて、どうしても解消されなければ水道業者に依頼することをお勧めします。
ゴミ受けを確認して目に見えるゴミが残っていた場合は、まずゴミを捨ててキレイにすることから始めましょう。
ゴミを捨てた後の汚れには塩素系洗剤を使って洗ってください。重曹やクエン酸、酸素系漂白剤も有効ですが、塩素系洗剤が最も強力な洗浄力をもっているので活用しましょう。
排水トラップが機能していない理由は多様で、それぞれに適した方法で解決することが求められます。以下3つを試してみましょう。
排水ホースと塩ビ管の隙間があった場合は、その隙間から排水管の臭いが漏れていると考えられます。
このケースでは、排水ホースと塩ビ管の隙間に専用のカバーをとり付けるようにしましょう。ホームセンターなどで「防臭ゴム」や「防臭キャップ」が見つかりますので購入してみてください。
排水ホースから水漏れなどの破損があると、そこから臭いだけでなく水も漏れてきてしまいます。破損が確認された場合は、新しいホースに取り替えましょう。
ここまで解決法を紹介してきましたが、実際のキッチンの状況は紹介した事例とは異なることも多いですし、水トラブルの修理に慣れていない素人にはハードルが高いです。
「色々と試したけど全然直らない!」や「もう何をしたら良いかわからない!」となった場合は、水回り専門の業者に相談しましょう。プロにに依頼する方が確実ですし解消するスピードも早いです。
さまざまな臭いの原因を解決するためには、こまめな掃除が必須ですが、注意しなければならない点があります。以下の4点に気を付けて清掃するようにしてください。
掃除するときに必ずと言っていいほど使うものが洗剤ですよね。
普段の生活で使っている洗剤は「酸性」、「中性」、「アルカリ性」の3つに分けることができます。それぞれを汚れの種類によって使い分けることで、効果的に汚れを落とすことができるでしょう。
しかし、異なる種類の洗剤を混ぜて使うと、有毒ガスが発生することもあり大変危険です。さまざまな種類の洗剤を使いたいときは、洗剤が混ざらないように気を付けて掃除してください。
掃除をするときは換気することを心がけましょう。密閉された場所で薬剤を使用すると、頭痛がしたり、気分が悪くなるなどの健康被害をもたらす危険があります。
洗浄剤の注意事項にも記載されていますので、確認してみてください。
排水溝を掃除するときは手袋を付けるようにしましょう。なぜなら、手袋を付けないと手荒れや怪我の恐れがあるからです。
排水溝掃除で使う洗剤は汚れを落とすためのものですが、同時に手の皮脂や角質を落としてしまいます。キッチン用の食器洗い洗剤を使っていて問題ないという方でも、いつもと違う洗剤だと手荒れしてしまう可能性があります。
また、掃除では思いもよらないモノを触って怪我をすることもあります。きちんと手袋をはめて作業するようにしましょう。
最後に紹介するのは「乱暴に掃除をしてはいけない」ということです。汚れが落ちにくいからといって力任せに擦ってしまうと、排水溝を傷つけてしまうこともあります。
その結果、部品が破損して水や臭いが漏れる原因を作ることも考えられます。無理に汚れを落とそうとせずに、その汚れに適した洗剤を使って丁寧に落とすようにしましょう。
さまざまな方法でキッチンの排水溝の臭いを解消した後は、今後臭いが再発しないように予防することが大切です。
ここでは排水溝の臭いを予防するためにできる、以下の2つを紹介します。
まずは、定期的な清掃を心がけるようにしてください。こまめに掃除することで汚れが溜まりにくい排水溝を維持でき、臭いの発生も抑えられます。
目安としては週1回程度で良いでしょう。
キッチンの排水溝の部品の中には、長年使用していると劣化するものがあります。劣化した状態で使い続けると臭いが漏れる原因になりかねませんので、消耗品は使用期間を過ぎたら交換するようにしましょう。
キッチンの排水溝の臭いを解決する方法や予防策を紹介してきましたが、「排水溝掃除をするときに結局何を使うのが良いの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、排水溝の臭いをとるためにおすすめの市販品3選を紹介します。紹介するのはAmazonで高評価だった以下の3点です。
排水溝のゴミ受け用の洗浄剤(弱酸性〜中性)です。
この商品の特徴は泡で洗浄するという点で、ゴミ受けを水で濡らした後に、薬剤とぬるま湯をかけることで洗浄成分が発砲します。
30分以上置いたあと、水ですすぐだけでゴミ受け全体のヌメリや臭いを改善できます。手を汚さずに洗浄できる点も嬉しいですね。
排水溝配管部分まで使える洗浄剤(アルカリ性)です。
この商品は液性がアルカリ性ですので洗浄力が中性のものに比べて強いのが特徴です。また、濃縮された液体となっているため、少量で気になるヌメリやつまり、臭いを解消してくれるでしょう。
最後に紹介するのはゴミ受けに使う洗浄剤(酸性)です。この商品の特徴は、紐がついた洗浄剤をゴミ受けのとってに取り付けて置くだけで洗浄が終了するところでしょう。
すすぐまでの時間を置いたり、手で洗ったりする必要がなく手間が少ないのが有難いですよね。また、洗浄したそのときだけではなく、1ヶ月間洗浄効果が持続する点も他の商品にはないメリットです。
キッチンの排水溝の臭いの原因は場所によってさまざまです。ひとつひとつの原因にあった解決方法をとることで、臭いは解消できます。
また、掃除するにあたって注意する点もあります。普段使わない薬剤を使うこともあるため、窓を開けて換気をしたり、マスクや手袋を装着して安全に作業できるようにしましょう。今回紹介した市販の洗浄剤を使ってキッチンの排水溝の臭いを解消してみてください。
しかし、水回りの知識がなかったり修理の経験がない方にとっては、作業がとても大変です。さらに、間違った方法で解消しようとすると、さらに症状が悪化して別の箇所に不具合が出ることもあり得ます。
キッチンの排水溝に限らず、水回りトラブルで困ったときには専門の業者に相談するのがおすすめです。
自分で何をやればいいのかわからないという方や、自分でやってみたけど解消されないという方、また手っ取り早く確実に解決したいという方は、ぜひ利用してみてくださいね。
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