「トイレつまりをなんとかしたいけどラバーカップがない」「トイレのスッポンの代用品はない?」
このようなお悩みや疑問はありませんか。トイレつまりを解消する際に便利なラバーカップ(スッポン)ですが、無くても対応できるケースがあります。
本記事のテーマはトイレつまりをペットボトルで解消する手順や、自宅にあるもので対処する7つの方法です。トイレつまりを早く解消したい方は参考にしてください。
目次
トイレつまりを解消する際に、ラバーカップの代わりにペットボトルを使用する方法があります。ペットボトルは使い捨て出来るため、収納面や衛生面でもメリットがあります。
ただし、トイレつまりはペットボトルでなおるケースと、なおらないケースがあると知っておいてください。
ペットボトルでトイレつまりをなおせるのは、水に溶けるものが原因のケースです。水に溶けるものであれば、ペットボトルで吸引するうちに崩れて流れやすくなるためです。
水に溶けるものの例として、トイレットペーパーや排泄物、流せるシートなどが挙げられます。トイレの水が少しずつでも流れるなら、ペットボトルでなおせる可能性があると考えてよいでしょう。
水に溶けないものが原因のトイレつまりは、ペットボトルでの改善が難しいと考えてください。
トイレつまりの原因で多い水に溶けないものの例は、スマートフォンやボールペン、子どものおもちゃが挙げられます。
赤ちゃんのオムツや生理用ナプキン、ペット用の吸水シートなどは水を吸って膨張するため、やはりペットボトルでの改善は困難です。
無理にペットボトルで詰まりを改善しようと試みた場合、膨張したおむつやナプキンがさらに奥へ押し込まれ、事態の悪化を招く恐れがあります。
また、トイレつまりの原因がはっきりとわからない場合も、無理にペットボトルで解消しようとしないでください。
トイレつまりをペットボトルで解消する前の下準備は以下の通りです。
それぞれの手順を解説します。
トイレつまりに限らず、水回りの修理をする際には必ず止水栓を閉めておいてください。作業中に誤って水が流れると、トイレつまりの原因がさらに奥へと押し込まれ、自分では対処できなくなる恐れがあります。
作業の前に止水栓をマイナスドライバーで締め、復旧する際に備えてまわした回数を覚えておきましょう。
トイレ詰まりをペットボトルでなおす前に、床や壁をビニール袋やテープで養生しておきましょう。養生しておかないと、ペットボトルで吸引した汚水や排泄物で床や壁を汚すことがあります。
ビニール袋を貼る際には、作業を終えた後で剥がしやすい養生テープがおすすめです。
トイレ周りの養生を終えたら、トイレつまりの解消に用いるペットボトルを、ハサミやカッターナイフで切ります。固めのペットボトルを用意して、底から5センチメートルほどの箇所で切り離しましょう。
やわらかいペットボトルは作業中に潰れて使えなくなるため避けてください。角型のペットボトルは、便器内に入らない可能性があります。
円筒形で固めのペットボトルを使用すると、トイレつまりをより強力に解消できるでしょう。2リットルのペットボトルなどは大きすぎるため、500ミリリットルのペットボトルを使用してください。
ペットボトルの断面で手を切らないように、ゴム手袋や厚手の軍手を履いておくのがおすすめです。トイレつまりを解消する際、ペットボトルのキャップは不要です。
ウォシュレットを利用している方は、あらかじめプラグを抜いておいてください。水に濡れた手でウォシュレットのプラグに触れると、感電する危険性があります。
ウォシュレットのつまりをなおす際には、照明以外の電気と水道を止めておくのが基本です。
ペットボトルでトイレつまりを解消する際に、排泄物が逆流して悪臭を放つ恐れがあります。悪臭で気分が悪くならないよう、換気扇を回したりトイレの窓を開けたりして対処してください。
狭いトイレの場合はドアを開けて作業する必要があるため、家じゅうの換気扇を回しておくのがおすすめです。
トイレつまりをペットボトルで解消するやり方は以下の通りです。
それぞれの手順について解説します。
トイレつまりをペットボトルで解消する前に、便器内の水の量を調整しておく必要があります。便器内の水が通常の水位より高い場合は、適宜汲み出しておきましょう。
便器内の水が多すぎると、ペットボトルを使用した際に汚水が飛び散りやすくなります。便器内の水が少なすぎる場合は、いつもの高さになるようバケツなどで水を注いでください。
便器内の水位を調整したら、ペットボトルを排水口に差し込み上下に動かしてください。ペットボトルを押し込む際、手のひらでフタをして真空状態を作るのがコツです。
便器の奥からゴポゴポした音が聞こえた場合、詰まったトイレットペーパーや排泄物が逆流して来る可能性があるため気をつけましょう。
ペットボトルを動かしてトイレットペーパーや排泄物が出てきたら、適宜バケツに回収してください。ある程度つまりの原因が回収出来たら、水が流せるか確認しましょう。
水を流す際にはいきなりトイレのレバーハンドルを回さず、バケツに汲んだ水を少量ずつ流します。スムーズに流れるようであれば、レバーハンドルを回してください。
トイレつまりをペットボトルで解消するやり方を、YouTube動画で確認する方法もあります。
トイレつまりをなおすためのペットボトル以外の方法7選は以下の通りです。
それぞれの方法について解説します。
トイレつまりが軽微な場合、バケツにためた水の水圧で押し流せる可能性があります。バケツにためた水を流す前に、便器内の水を可能な限り抜いておいてください。
便器内の水を抜いたら、便器の50センチメートルほど高い位置からバケツの水を流しましょう。便器内の水を抜くと下水の臭いがあがって来るため、迅速に作業を済ませるのがポイントです。
トイレつまりの原因をお湯で溶かすと流れやすくなります。50℃程度のお湯をバケツに溜めて、便器の50センチメートルほど上から勢いよく流してみましょう。
お湯を流す前に便器内の水を可能な限り抜いておくのがポイントです。便器を傷つける恐れがあるため、絶対に熱湯を使用しないでください。
詳しいやり方は「トイレ詰まりはお湯でなおる?流す際のポイントや注意点」の記事も参考にしてください。
重曹とクエン酸を使うと、トイレつまりの原因となるトイレットペーパーや排泄物を溶かしやすくなります。
便器内に重曹を50ミリリットル・クエン酸を100ミリリットル、1リットル程度のぬるま湯を注いでください。1時間放置してから水を流してトイレつまりが解消したか確認してください。
重曹とクエン酸が反応すると二酸化炭素が出るため、換気を忘れないようにしましょう。
詳しいやり方方は「トイレつまりは重曹?クエン酸?解消する方法を教えます!」の記事も参考にしてください。
トイレつまりを食器洗い洗剤で解消する方法もあります。便器内の水を可能な限り汲み取ったうえで食器洗い洗剤100ミリリットル、1リットル程度のぬるま湯を注ぎましょう。
30分放置したら水を流し、トイレつまりが解消したか確認しましょう。有毒ガスが発生するため、塩素系と酸性の食器洗い洗剤を混ぜないでください。
ハンガーを分解して針金状にして、つまったトイレットペーパーや排泄物を崩すと流れやすくなります。針金状にしたハンガーの先端をフックの形にするのがポイントです。
トイレつまりの原因が出てきたらバケツに汲み取り、水を流してトイレつまりが解消したか確認しましょう。ハンガーを分解する際には、手を傷つけないよう厚手の軍手を履いて作業してください。
詳しいやり方は「トイレ詰まりはハンガーでなおす手順を解説!家にあるモノで簡単に解消できる方法」の記事を参考にしてください。
家にペットボトルの空きがない方は、ビニール袋でトイレつまりが解消できないか試してみましょう。3枚ほど重ねたビニール袋をゴム手袋や軍手を履いた手に被せ、輪ゴムでしっかりと留めてください。
ビニール袋のなかでこぶしを作り、隙間ができないように便器内に差し込み上下させましょう。汚水の跳ね返りを防ぐため、便器内の水を可能な限り抜いておくのがポイントです。
サランラップを使ってトイレつまりを解消する方法もあります。便座ごとトイレのふたを開けたら、便器をサランラップで何重にも覆いましょう。
何度かサランラップで便器を覆ったら、空気が漏れないよう端をテープで留めます。レバーハンドルを回してサランラップが膨らんだら、中央部を押したり離したりして便器内の水圧を変化させ詰まりを押し流しましょう。
一度で解消しない際は水をくみ出し、何度か繰り返すのがポイントです。
ペットボトルを使ってトイレつまりがなおらない際は、専門の水道業者に依頼するのがおすすめです。専門の水道業者に頼めば原因がわかり、適切な方法で迅速に対処してくれます。
トイレが使えないと大変不便なため、24時間対応してくれる水道業者に修理を依頼するとよいでしょう。
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【水漏れ修理の実績】
トイレが詰まったとの連絡を頂きました。お客様ご自身でポンプを使ってつまりを取ろうとしたものの、解消されなかったとのことです。
弊社のスタッフが点検したところ、トイレットペーパーや排泄物などが根強いトイレ詰まりを起こしており、うまく排水ができない状態になっていました。
一般的なトイレ詰まりの修理では改善が困難なため、新しい物への交換を提案しました。せっかくならウォシュレットも取り付けたいとのことでしたので、ウォシュレット付きのものと交換し作業終了です。
水に溶けるものが原因とトイレつまりは、ラバーカップがなくてもペットボトルで解消できる可能性があります。
ペットボトル以外にも自宅にあるものでトイレつまりを解消できるケースがあるため、自分で試してみることがおすすめです。
ただし、トイレつまりの原因が水に溶けないものの場合、無理をすると事態が悪化するケースもあります。
DIYに自信がない方は、専門家に相談することが重要です。
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