水回りのトラブルのなかで、トイレつまりについで多い事例が水漏れです。
水漏れが起こる箇所はトイレやキッチン、洗面台、浴室、洗濯機などさまざまで、原因がわからないケースも少なくありません。
水漏れが長く続くと無駄な水道料金がかかるうえ、集合住宅の場合は階下の住人とのトラブルに発展する恐れがあります。
本記事のテーマは水漏れの原因がわからない場合の対処法や調査法、費用の目安です。水漏れでお困りの方はぜひお役立てください。
技術者として幅広い水道工事を経験し、現在は地域の水まわりの問題解決に従事。
「確実な施工」と「迅速な対応」を信条に、150件以上の工事実績を持ち、お客様の安心を第一に考えています。
目次
一戸建てやマンションなどで水漏れが起こりやすい場所は以下の4つです。
アパートやマンションなど集合住宅ではトイレや水栓(蛇口)、洗濯機周りの水漏れが多く見られます。
一戸建ての場合は上記に加えて屋外の設備が水漏れを起超す可能性があります。水漏れが起こる3つの原因と合わせて解説します。
水漏れが起こりやすい場所の1つがトイレです。
トイレタンクや便器、トイレと便器の接合部、レバーハンドル、給水管・止水栓、便器と床の接合部などさまざまな箇所が水漏れを起こす可能性があります。
トイレと便器の接合部や、便器と床の接合部など水漏れを起こした場所によっては床が水浸しになる恐れもあります。
トイレは水漏れだけでなくトイレットペーパーのつまりや汚水の逆流、不快な臭いなど家庭における水回りがもっとも起こりやすい場所です。
トイレは一度に使用する水の量が多いため、少しの異変にも迅速に対応することが二次災害を防ぐ大切なポイントです。
関連記事:トイレタンクからの水漏れはパッキン交換で解消できる?場所別の交換方法とパッキン購入の注意点
家庭での水漏れが起こりやすい場所としては、水栓(蛇口)も挙げられます。
キッチンや洗面所、浴室の水栓が水漏れを起こすケースもあれば、シンク下の排水管から水漏れするケースもあります。
水栓には絶えず水圧がかかっているため、場合によっては水が噴き出して床が水浸しになる可能性があります。
集合住宅の上層階の床が水浸しになると、階下の住人とのトラブルに発展する恐れもあるため注意が必要です。
ハンドルやレバーの動きが悪くなると、ポタポタと水漏れが続くケースもあります。
水栓の種類や水漏れの原因によっては自分で対処できるケースもありますが、構造が複雑な水栓の水漏れは専門の業者に修理を依頼するのが安全です。
関連記事:台所の流し台から水漏れする原因は?処置方法・対策まで合わせて解説!
洗濯機まわりも家庭で水漏れが起こりやすい場所の1つです。水栓と給水ホースの接合部や洗濯機本体、給排水ホースなどが水漏れを起こす主な場所です。
洗濯機を使用する際には大量の水が消費されるため、水漏れを起こした際の被害が甚大になる傾向があります。
排水口が詰まって水漏れを起こすケースも多いため、普段から繊維くずやほこりを溜めないよう意識する必要があります。
一戸建てにお住いの場合は屋外の設備に水漏れを生じる可能性があります。
水漏れを生じる可能性がある主な屋外の設備としては、立水栓の根元やシャワーヘッド、散水栓、ハンドルやレバーなどが挙げられます。
屋外の設備の水漏れは屋内に比べて発見が遅れ、気が付いたら水道代が跳ね上がっているケースも珍しくありません。
寒冷地では冬場の冷気により排水管が凍結し、破損が生じ水漏れを起こしやすくなるケースもあります。
関連記事:下水マンホールから汚水が溢れる!自分でできる対処法とは?
トイレの水漏れが起こる主な原因は以下の3つです。
トイレの水漏れが起こるよくある原因が、トイレタンク内外・排水管内のパッキンをはじめとする部品の摩耗です。
給水管とトイレ本体、トイレタンクとトイレ本体の接合部にあるパッキンが経年劣化により損耗すると、隙間が生じて水漏れを起こしやすくなります。
排水管や給水管の劣化も水漏れを起こす原因の1つです。寒冷地では冬場の凍結で排水管が膨張し、亀裂が生じて水漏れを起こすケースも少なくありません。
また、地震や台風などが原因で地下の排水管に亀裂が生じ、水漏れを起こす可能性があります。
一般にトイレの部品はおよそ10年で劣化するため、定期的なメンテナンスを専門の業者に依頼するのがおすすめです。
新築の住宅でも地震や台風があった場合、屋外に埋設された排水管に亀裂が生じ、水漏れを起こすケースがあります。
関連記事:トイレタンクからの水漏れはパッキン交換で解消できる?場所別の交換方法とパッキン購入の注意点
水漏れの原因がわからなくても、以下の手順で調査する方法があります。
パイロットメーターは水道メーターの左下にある銀色のコマのような部品です。
少しでも水を使用しているとパイロットメーターが回転するため、水漏れを起こしている場所の特定に役立ちます。
水漏れの場所がわからない場合は、すべての水栓を閉めてパイロットメーターを確認してください。
すべての水栓をすべて閉めた状態でパイロットメーターが回っている場合は、どこかで水漏れを起こしている可能性があります。
マンションやアパートではなく一戸建てにお住いの方は、屋外の水栓も閉め忘れないようにしましょう。
蛇口をすべて閉めた状態でパイロットメーターが回っている場合は、止水栓をすべて閉めてください。
止水栓をすべて閉めた状態でパイロットメーターが止まるようであれば、水漏れは止水栓の先(蛇口やシャワーホースなど)にあると考えられます。
反対に、止水栓をすべて閉めてもパイロットメーターが回っている場合は、壁や床の内部に敷設された水道管が水漏れを起こしている可能性があります。
止水栓をすべて閉めた状態でパイロットメーターが回っている場合は、自分で対処するのが難しいため専門の水道業者に修理を依頼するのがおすすめです。
止水栓をすべて閉めた状態でパイロットメーターが止まるようなら、止水栓の先にある水道設備が原因と考えられます。
1つずつ止水栓を開けていき、パイロットメーターが回り出した場所で水漏れが起こっていると特定できます。
止水栓を順次開けていき、パイロットメーターが反応した箇所に水漏れが見られないか確認しましょう。
水漏れの原因がわからない場合に多く見られる症状は以下の通りです。
明らかな水漏れが見られなくても、水栓の付け根が濡れていたり、排水管の接続部が湿っていたりする場合、水漏れを起こしている可能性があります。
また、目視では水漏れが確認できなくても、トイレタンク内でチョロチョロと水が流れる音がするなら、水漏れを疑う必要があるでしょう。
毎月の水道代が急に上がっている場合は、水漏れを起こしている可能性が高いと考えられます。
その他、水の変色や異臭も水漏れのサインの1つです。水の変色や異臭がある場合、給水管・排水管の劣化やつまりが疑われます。
自分で水漏れの場所を探しても見つからない場合は、以下のように対処してください。
水漏れの原因がわからないからと放置すると無駄な水道代が発生するうえ、階下の住人とのトラブルに発展する恐れがあります。
また、水漏れを放置すると床や家具が傷むため、可能な限り早く対処することが大切です。
水漏れが起きたらまずは止水栓を閉め、被害の拡大を防ぎましょう。漏れた水は雑巾や不要なタオルでふき取り、水漏れが止まらない場所はバケツで対応してください。
水漏れは速やかに対処する必要があるため、自分で解消できない場合は専門の水道業者に連絡して相談しましょう。止水栓の場所がわからない場合は元栓を閉める方法があります。
関連記事:水漏れが起きたらどうする?場所別の応急処置方法や原因を紹介!
賃貸アパートや賃貸マンションの専有部分で水漏れが起こった際に、賃借人の故意・過失が認められれば責任は賃借人にあります。
分譲マンションの場合、専有部分はもちろん共有部分の水漏れが住人の故意・過失による場合は住人が責任を負わなければなりません。
賃貸物件で排水管などの明らかな経年劣化で水漏れが起こった場合は、責任は大家または管理会社に帰します。
分譲マンションでは「故意・過失ではない」「共有部分の水漏れ」の場合のみ、管理会社が責任を負います。
実際には責任の所在が明確ではなく住人同士、もしくは住人と大家・管理会社との間で揉めごとになるケースも少なくありません。
関連記事:マンションで水漏れが発生した際の原因と対処法!責任の所在や保険適用の有無は?
水漏れ(漏水)調査の費用は、調査方法によりおよそ8,000円~30,000円まで幅があります。
水漏れの調査は主に音聴法(埋設管露出部音聴調査もしくは路面(埋設配管)音聴調査)、および漏水探知法の2つの方法で行われます。
埋設管露出部音聴調査では、音聴棒を止水栓や水道メーターに当てて水漏れの場所を特定するのが特徴です。
地中に埋設された水道管の水漏れを調べる際には、路面(埋設配管)音聴調査が採られます。
漏水探知法は管路データを入力して水漏れ箇所を特定する方法で、人の耳に頼る音聴法に比べて精度の高い調査結果が期待できます。
音聴調査の費用はおよそ8,000円〜20,000円、漏水探知の費用は12,000円〜15,000円、ガスを使用する漏水探知は20,000円~30,000円程度が目安です。
業者によっては現場までの交通費や出張費が必要となるケースもあります。マンションは一戸建てに比べて配管の構造が複雑なため、水漏れ調査の費用が高額になる傾向にあります。
水漏れの修理に必要な実際の費用相場はおよそ50,000円です。水漏れ修理のおよそ2割は10,000円~20,000円程度で済む傾向にあります。
水漏れのおよそ半分は30,000円以内で修理可能です。費用を安く抑えたい方は、早朝や深夜など別料金が発生する可能性がある時間帯を避けるのがポイントです。
また、症状が軽微なうちに相談すると、修理費が高額になるのを避けられます。
関連記事:水漏れ水道修理の相場はどれくらい?業者に依頼する判断や出張費・相場を解説!
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水漏れは速やかに対処する必要があるため、原因がわからない方は迅速に対応できる専門の業者に調査・修理を依頼するのがおすすめです。
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・T様:トイレの水漏れトラブル
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又、水まわりで困ったことがあったら、お願いしたいと思います。
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水回りのトラブルで多い事例が水漏れですが、原因がわからないと水道料金が高くなるうえ、階下の住人とのトラブルに発展する恐れがあります。
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