皆さんが普段何気なく使っている水道水は、排水管や水道管などの配管を介して流れているのをご存知でしょうか。
配管は、水を出したり流したりする時に非常に重要な役割を担っています。
この配管が詰まりなどのトラブルが発生すると、水がちゃんと流れてこなかったり、最悪の場合大掛かりな修理になりかねません。
毎日欠かさず使っているものが使えなくなるととても困りますよね。
この記事では配管詰まりが起きる原因や、自分でできる解消する方法を詳しく解説していきますので、参考にして適切な対処をするようにしてください。
目次
そもそも配管とは何なのか?
イメージが掴めていない人へ向けて簡単に説明すると、水が通る管のことを指します。
配管は主に鉄、鉛、銅の3種類が主に使用されています。
中でも、1番丈夫で地震の時にも破損のリスクが少ない鉄が配管には使われています。
また、配管は場所によっても名称が異なります。
給水管 | 各家庭に水を供給する配管 |
給湯管 | 給水管から送られた水を給湯器で沸かして蛇口へ送る配管 |
排水管 | 蛇口から出た水を屋外へ排水する配管 |
各家に水を供給する役目の給水管、給水管から送られた水を給湯器で沸かして蛇口へ送る給湯管、蛇口から出た水を排水する排水管、といったように名前がついています。
これらの場所が詰まりを起こすことで配管トラブルは生じてしまうわけですが、ではなぜ配管の詰まりは起きてしまうのか? 解説していきます。
配管の詰まりの大半のケースは、日常生活で水を使用して排水する際に配管内に異物が溜まってしまうことによって引き起こされます。
詰まりが起きるのは排水管のみと思われる方がいるかもしれませんが、実は給水管も劣化によるサビが蓄積していくことで詰まりが起きるケースもあります。
給湯菅も給水管と同様にサビの蓄積による詰まりがありますが、その原因のほとんどが長期使用による劣化です。
「いつもより水の流れが悪いな…」などの異変を感じたらすぐに業者に点検を依頼することをおすすめします。
配管が詰まる原因が分かったところで、次は配管の詰まりはどのように防げるのかを見ていきましょう。予防法は主に3つです。
1つ目はトイレやキッチン、洗面台などの排水口や配管に詰まりの原因になるようなものはできるだけ流さないことです。これを心がけるだけでも違ってきます。
生活していく上で水回りの詰まり問題は避けられませんが、普段の生活から「余計なものは流さない」と意識してください。
トイレでトイレットペーパーを大量に使わない、キッチンや洗面台の排水溝に生ごみ、ナイロン製のゴミは捨てないなど、気をつけて対策していきましょう。
日々の積み重ねが、後のトラブルを未然に防ぐこともあります。
2つ目は定期的に配管や排水口を小まめに掃除することです。
掃除は面倒だからといってやらない人も多いですが、1週間に1度のペースでもいいから手入れをするだけで詰まりの予防になります。
定期的に排水口のゴミを掃除したり、パイプクリーナーで配管を掃除することが最大の予防法になります。
掃除をすることでゴミや汚れの蓄積を防ぎ、配管や排水口が詰まる確率を減らせるのです。
また、定期的に掃除をして状態を見ることによって異変にも気付きやすくなります。できる範囲でいいので、小まめに掃除をして普段から詰まりの予防をするようにしましょう。
「忙しくて普段から掃除をする時間がない」「定期的に掃除するなんて面倒臭い」という方は水道業者に頼んで定期点検をしてもらうのも1つの手段です。
定期点検で異常が見つかる場合もありますし、仮に大きなトラブルに発展しそうな状態になっている場合でも、水道業者に依頼すれば未然に防げます。
また、水道業者の方から、配管の構造や特徴に合わせて、詰まりの対策法など色々とアドバイスをしてくれることもあります。
一戸建てにお住いの方は3〜5年に1度、集合住宅なら1年に1度を目安に点検を行いましょう。
普段から予防や対策をしていても、配管が詰まってしまうことはあり得ます。
ここでは配管が詰まった際にどのような症状が起きてしまうのか解説していきます。
配管に異物が詰まると、そこから雑菌が繁殖して悪臭を放つというケースがあります。
雑菌は特に湿度の高いところで発生、増殖するもので、配管の内側に汚れや異物が溜まり、水通りが悪くなることで起こってしまいます。
また、下水から虫や臭いが上がってこないように止める「封水」と呼ばれる水が詰まりの圧力によって乾いてしまうことがあります。その結果、下水から悪臭が上がってきてしまうというケースもあります。
配管が詰まったとき、そのまま水道の使用を続けると、水の流れる場所がなくなって配管から水漏れを起こすことがあります。
この状態になってしまうと自分の手で直すことはできません。補修テープ等で漏れたところを塞ぐことはできますが、あくまで一時的なものです。
直ちに業者を呼んで直してもらいましょう。配管からの水漏れの場合は、業者が来るまでの間は何もしないことがベストです。
どうにかなると思って自分で直そうとすると、かえってひどくなる事も大いにあります。なるべくそのままの状態で業者の方に見てもらいましょう。
配管が詰まっている状態だと、水が排水されずに逆流してくる恐れがあります。
屋外には排水桝と呼ばれる家で出た排水が貯まる場所があります。そこに水が溜まっている場合は排水桝が詰まっていると考えられます。
排水桝が詰まっている場合は、家の中の配管が全ての場所で逆流する可能性があります。念のため、家の中の水回りを全て確認しましょう。
排水桝の詰まりは自力で解消することは難しいため、業者を呼んで対処してください。
排水管の詰まりではなく、給水管や給湯管においても詰まりの症状が出ることがあります。
給湯管や給水管が詰まり起こすと水やお湯の出が悪くなったり、悪化してしまうと水が出てこなくなります。
蛇口を捻ったにもかかわらず、水の出る勢いが弱かったら配管の詰まりを疑った方が良いでしょう。
蛇口から出てくる水が、赤っぽい色をしていたり、黒い粒のようなものが出てきたら、詰まっているサビが流れている証拠です。
錆びている水を使用するのは、衛生的にも健康的にも良くないので、早急に対処が必要でしょう。
しばらく水を流してみても状況が変わらない場合は業者を呼んで直してもらってください。
ここからは配管が詰まった際に、自分でできる解消法を解説していきます。
トイレやキッチンなど、各場所ごとで方法が異なるので注意しましょう。
トイレで詰まりが起こりやすいのは便器と配管の接続部分ですが、解消するにはラバーカップ(すっぽん)を使用するといいでしょう。
トイレは排泄物やトイレットペーパー、また水に溶けない固形物などを流してしまって詰まってしまいますが、ラバーカップで解消されることが多いです。
ラバーカップを使うときは、汚水が飛び散ることがあるので、新聞紙などを床に敷いて注意しながら詰まりを取りましょう。
もし、詰まりがひどい時はパイプユニッシュなどの薬剤を使用する解決法もあります。
薬剤を使う際の注意点は、他の薬剤と混ぜないこと、熱湯などで流さないことの2つです。気をつけて使ってください。
それでも詰まりが解消しないようでしたら、業者に連絡して解消してもらいましょう。
キッチンは、食材のカスや食べ残し、洗剤の溶け残りや油で詰まることが多く、特に油は冬になると固まってしまうのでとても厄介です。
キッチンの配管は、市販のパイプクリーナーやワイヤーブラシを使って取り除く方法が適しています。マニュアルを見て間違った使い方をしないように気をつけましょう。
作業する際は配管内に落ちてしまわないように、近くにものは置かないようにしてください。
また、キッチンの配管は定期的に掃除しないと、悪臭が上がってきます。不衛生なので月に数回ほど、排水口や配管を掃除をして清潔にしておきましょう。
洗面台は主にスタイリング剤や石鹸、化粧品、歯磨き粉、髪の毛やヘアピンといったものがつまりの原因になりやすいです。
スタイリング剤など溶かすことができるものである時に限り、市販のパイプクリーナーを使って詰まりを解消してください。
髪の毛やヘアピンなどの固形物は取り除くしか方法はありません。しかし、洗面台の種類によっては、排水口にあらかじめ十字のゴミ受けが付いていて、対処が何もできないこともあります。
その場合は業者に任せるしかありません。
洗面台もキッチンと同様、詰まってしまうと下水の臭いが上がってきてしまうことがあります。
定期的に掃除を行って清潔な状態にしておきましょう。
浴槽も洗面台と同じで髪の毛や石鹸のカス、垢などが原因で詰まってしまいます。
初期段階では排水口に溜まった髪の毛を取り除けばいいですが、それでも配管が詰まってしまった場合はパイプクリーナーで取るようにしてください。
また、アカや石鹸のカスが原因で詰まっている場合は、重曹とクエン酸がよく効きます。2つをあわせると発泡し、配管についた詰まりの原因がとれるので試してください。
浴槽の排水トラップはとても複雑な構造をしています。ほとんどが洗い場と浴槽が繋がっていて、詰まった場合は排水が溢れてくることがあります。
洗い場だけ掃除やメンテナンスするだけでなく両方に気をつけるようにしましょう。
洗濯機の配管は糸クズや服の繊維などが詰まりやすいですが、パイプクリーナーを使用することで詰まりを解消できます。
洗濯機の排水口にはホコリが溜まりやすく、それも併せて詰まりの原因になります。
また、髪の毛や洗剤のカスなども溜まってしまい、放置すると悪臭が発生してしまいます。
普段から小まめに清掃することを心掛けるなど、早めの対処が必要になるでしょう。
あらかじめヘアーキャッチャーを設置しておくと日々の掃除が楽になるのでオススメです。
最後は屋外の配管が詰まったときの解消法になります。
屋外の配管が重要なのか?と疑問に思うかもしれませんが、ここが詰まると家中の排水が悪くなる可能性があるのです。
原因として多いのは土や木の根、葉っぱなど自然のものが詰まってしまうことです。まれに、地盤の沈下などにより水が流れにくくなって、詰まることもあります。
解消法は、アナログではありますが木の根や土、葉っぱを取って水の流れを良くすることです。それでも改善されなければ、自身では対処のしようがないので業者を呼びましょう。
次は配管が詰まっている時に注意しなければいけないことを解説していきます。
ドラッグストアやホームセンターに売っている薬剤を使って詰まりを解消する際は、容量を守るなど慎重に使用するようにしてください。誤った使い方をすると、とても危険です。
よくある間違いは以下の通り。
酸性とアルカリ性の液体を混ぜると、有毒なガスが生じて大変危険です。
また熱湯と一緒に流しても有害なガスが発生するほか、排水口の破損にも繋がるので注意しましょう。
薬剤を単体で扱う際にも目に入ったり手に付着すると危ないです。細心の注意を払って使用するようにしましょう。
換気する事も忘れないようにしてください。
詰まっているものを水やお湯で流そうとして、大量に流してしまうと逆効果になる事もあります。
水を流してスムーズにそのまま流れれば良いですが、軽度な詰まりではない場合は解消されず、逆に水が溢れてしまいます。
詰まっているものが把握できていて、なおかつ水やお湯で溶けて流れるものなら良いですが、水に溶けにくいもの、溶けないものが詰まっている場合は水やお湯を流さないようにしましょう。
ワイヤーブラシという詰まりを改善するアイテムがありますが、これも使い方を誤るとよりひどい事態になりかねません。
ワイヤーブラシは配管内に入れて押したり引いたりしながら異物を取ります。
しかし、むやみに乱暴に作業をすると、配管内を傷つけてしまい、錆びて劣化している配管だと破損してしまう可能性もあります。
また、手前に詰まっていたものを、ワイヤーブラシで押してしまい、より奥に突っ込んでしまうことも。
ワイヤーブラシを使うのに自信がない方は、無理に自分でやろうとせずに業者を呼んで対処してもらいましょう。
自分で対処しようとして、さらに症状がひどくなってしまうケースが多々あります。そうなったら本末転倒です。
自分で対処できるもの、業者を呼ぶ必要があるものを見極められるようにしましょう。
最後に業者に依頼した方が良いケースをご紹介します。
詰まりの原因の見当がつかず、どうしようもない時は真っ先に修理業者を呼びましょう。ごく稀に放置して直るケースも有りますが、ほとんどが改善しません。
原因が分からずにそのまま放置しておくと、配管が痛んでさらなる悪化を引き起こす場合があります。
ただし、詰まりの原因が分からないからと言って、むやみに薬剤を投与するのはNG。
詰まりの原因に適した薬剤じゃないと効果はありませんし、悪性ガスが発生する可能性がある薬剤は、慎重に使わないと大変危険です。絶対にやめましょう。
自分でできる対処法をやってみて、解消されなければ無理をせずに業者を呼びましょう。
業者を呼ぶ最大のメリットは、詰まりによって起きている被害の拡大を防ぐことです。
下手に作業をすると、予期せぬところで水漏れしたり、水が逆流してくることもあります。
時間が経つにつれてさらなる被害が出て、結果大掛かりな修理が必要になるケースも十分考えられます。
被害が拡大しないように適切な判断をしましょう。
排水管は詰まっていない、配管や排水口の掃除も定期的にしている、それなのに家の中の排水が全体的に悪い。
このようなケースは、排水桝が影響していたり、配管の奥の方で詰まりを起こしているかもしれません。
素人では詰まりの原因を取り除くことが難しいところなので、業者に見てもらった方がより安心でしょう。
詰まっている配管が長期の使用による劣化や老朽化している場合、下手に自分で作業すると配管が破損する恐れがあります。
配管が錆びていたり、「ポコポコ」という音がすると劣化や老朽化の前兆。
詰まったと思われる配管に、異常があるか注意して見るようにしてください。
また、たとえ詰まっていなくても、劣化や老朽化していたら、配管の交換を含めて必ず業者を呼んで見てもらうようにしましょう。
そのままにしておいても、いつか必ず問題が生じます。早めの交換をおすすめします。
マンションやアパートなどの賃貸にお住まいの方は、自分だけの問題ではなくなります。
なぜなら各部屋ごとの配管と関係してくるからです。
もし自分の判断だけで詰まりを直そうとして失敗すると、自分の家の配管だけでなくその建物全体の配管に影響する可能性があります。
自分で詰まりを直そうとしてさらなる配管トラブルが起きて、周りの住人に被害が及ぶかもしれません。
デメリットが大きいため、賃貸暮らしの方は自分で詰まりを直すのはおすすめできません。
業者を呼んで安全に配管詰まりを解消してもらいましょう。
この記事では自分でできる配管の詰まりに対しての解消法を解説してきました。
しかし、素人が作業をすると原因となる詰まりを100%取り除くことができない可能性もあります。
一時的な処置になってしまい、どうしても再発する可能性が高まってしまうでしょう。自分で無理に対処しようとして、配管が破損して水漏れの原因になることもあります。
業者に頼むことで、今不具合が起こっている配管修理だけではなく、点検等を任せることによって他の場所の詰まりを予防することにもつながります。
また、高圧洗浄機や専用の薬品を使うなど、素人では手に負えないとこまで幅広くやってもらえるメリットもあります。
確実で安心安全にトラブルを解決できるので、配管つまりに困ったら業者に一度見てもらうことをオススメします。
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